文献
J-GLOBAL ID:201702219830593369   整理番号:17A0904379

ナノ構造・触媒研究の最前線 金属ナノ粒子における相制御合成と新規材料開発

著者 (1件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 562-568  発行年: 2017年08月01日 
JST資料番号: F0101A  ISSN: 0451-2014  CODEN: KAKOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,合成手法や解析技術の飛躍的な進展に伴い,原子レベルの構造制御が可能となり,バルク状態では得られない結晶構造を有するナノ物質が開発されている。本稿では,バルクでは得られない非平衡相を有する金属ナノ粒子の合成,その触媒としての応用について,著者らの研究を中心に述べた。次の結果を得た。1)新規固溶体ナノ合金(PdRu合金)の液相還元法による合成とそのγ-Al2O3に担持したPdRu固溶ナノ合金触媒を用いた三元触媒反応を検討し,Rh触媒に匹敵するNOx還元活性が得られる。第一原理計算からこのPdRu合金の電子状態は,RuやPdとは全く異なり,その中間のRhと同じようなバンド幅や状態密度を有し,このために高いNOx還元活性が得られる。また,このPdRuナノ合金は,CO酸化や,有機ホウ素化合物と有機ハロゲン化物とのカップリング反応に対しても高い活性を示す。2)液相還元反応における原料金属塩の種類を変えることにより,得られる金属の結晶構造を制御できる。Ru(acac)3+トリエチレングリコールの反応からは新規なfcc Ruナノ粒子が,RuCl3+エチレングリコールからは,従来のhcp Ruナノ粒子が生成し,粒子サイズは前駆体濃度により調製可能である。そしてCO酸化触媒能は,新規fcc Ruナノ粒子の方が従来のhcp Ruよりも高い活性を示す。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
無機化合物一般及び元素  ,  非鉄金属・合金製造一般  ,  貴金属触媒 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る