抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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Javaは,可搬性,安全性,学習性に優れたプログラミング言語として,多くの大学や専門学校で教育されている。そこでは,学部の授業で文法および初歩的プログラミングの学習を行った後,卒業研究や大学院で実践的なコードの作成を行わせている。後者では,命名規則,コーディングスタイル,潜在的問題で構成されるコーディング規約の順守による可読性の高いコード(リーダブルコード)の作成が,コードの保守性,信頼性を高めるために必須である。本研究グループでは,リーダブルコード作成の支援のために,リーダブルコード学習ツールを提案・実装している。しかし,その命名規則の検査において,学生が変更できない外部の識別子(クラス,メソッドなど)も検査対象としていること,識別子の識別が不正確であるといった問題がある。本研究では,識別子の宣言をそれらの記述パターンを表す正規表現を用いて抽出することで,これらの問題点の解消を図る。改良後の命名規則検査ツールを用いて,98個のコードの検査により,動作の正しさを確認した。(著者抄録)