文献

J-GLOBAL ID：201702228422064158   整理番号：17A1995824

磁場中熱処理したas-melt Mn-Alの磁気特性

Magnetic properties of as-melt Mn-Al alloys annealed in magnetic field

著者 (6件)： 三井好古 (鹿児島大 大学院) ,  小林領太 (鹿児島大 大学院) ,  小山佳一 (鹿児島大 大学院) ,  梅津理恵 (東北大 金属材料研) ,  高橋弘紀 (東北大 金属材料研) ,  水口将輝 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所新素材共同研究開発センター共同利用研究報告書(CD-ROM)
巻： 2016  ページ： 51-52  発行年： 2017年07月06日 
JST資料番号： L3700B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mn-Al系合金では,不規則クエンチ相(ε相)から非平衡である強磁性規則相(τ相)への相変態が磁場を印加することで促進することが明らかにされた。この合金系の磁場中相変態について明らかにするためには,ε-τ変態ではなく,非強磁性である平衡相β,γ相への相変態に及ぼす磁場効果を明らかにすることが必要である。本研究では,高周波溶解とその後の鋳造により調製されたMn-45at%合金を対象に,ε相,τ相,およびβ相,γ相が共存するas-melt試料について磁場中熱処理を行い,その磁気特性について評価した。磁場中熱処理は350°Cで,0.15T中で行った。磁気特性は振動型磁力計を使用し室温で最大地場1.5T中で磁気特性を測定した。その結果,磁場中熱処理試料とゼロ磁場中熱処理試料では,明確な磁気特性の違いが現れた。これは,磁場中では,残留ε相からτ相への相変態が促進されること,およびτ相からβ,γ相への相変態が抑制されることに起因した。

シソーラス用語： *マンガン合金 ,  *アルミニウム含有合金 ,  ε相 ,  中間相 ,  *磁場熱処理 ,  焼なまし ,  非平衡状態 ,  強磁性体 ,  *相変態 ,  *磁場効果 ,  相平衡 ,  β相 ,  γ相 ,  鋳造 ,  誘導加熱 ,  溶解 ,  磁力計 ,  磁化特性 ,  磁気的性質 ,  τ相 ,  試料振動型磁力計

分類 (1件)： 磁気的性質  (WB02020J)

引用文献 (3件)：

• M. Shimotomai and K. Maruta, Scr. Mater., 42, 499 (2000).
• Y. Mitsui, R. Y. Umetsu, K. Takahashi, and K. Watanabe, J. Alloy. Compd., 615, 131 (2014).
• R. Kobayashi, Y. Mitsui, R. Y. Umetsu, K. Takahashi, M. Mizuguchi, and K. Koyama, IEEE Magn. Lett., 8, 1400704 (2017).

タイトルに関連する用語 (5件)： 磁場 ,  熱処理 ,  Mn ,  Al ,  磁気特性