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J-GLOBAL ID:201702242308635535   整理番号:17A0015958

2016年熊本(日本南西部)地震の4月14日前震(Mj6.5)に伴う地表断層破壊

Surface fault ruptures associated with the 14 April foreshock (Mj 6.5) of the 2016 Kumamoto earthquake sequence, southwest Japan
著者 (8件):
資料名:
巻: 68  号: Nov  ページ: 68:170 (WEB ONLY)  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2016年の熊本地震系列は,4月14日21:26(JST)の最大の前震(Mj6.5)に伴い地表破壊が起こり,4月16日01:25(JST)の本震(Mj7.3)の間にも再度破壊が生じたと言う点において,世界的に例を見ないものである。4月14日のMj6.5の地震は,布田川-日奈久断層帯(FHFZ)の中央部に沿って6km長の地表破壊を生じさせた。本震は,FHFZの中部から東北部に沿って31km長の地表破壊を生じた。野外観察および目撃者の言葉によれば,4月14日の前震に伴う破壊による分離が4月16日の本震後に拡大しており,これは,熊本地震系列で断層の同じ部分が二度破壊したことを示唆する。最大の前震に関連する6km長の地表破壊は,FHFZが幾何学的に曲がる位置の近傍であり,約50°の走向変化を特徴とする。本震の震央もこの曲がる位置の近傍である。これらの結果は,熊本地震系列がFHFZの曲がり部の応力集中によって開始されたことを意味し,本震は,最大の前震の約28時間後にほぼ同じ場所で開始した。最大前震震央の6km長の地表破壊が31km長の本震の表面破壊の一部であるため,熊本地震の前震/本震系列は隣接する異なる断層帯での連続的な事象ではない。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震活動 
引用文献 (14件):
  • de Polo CM, Clark DG, Slemmons DB, Aymand WH (1989) Historical basin and range province surface faulting and fault segmentation. In: Schwartz DP, Sibson RH (eds) Fault segmentation and controls of rupture initiation and termination, vol 89-315. U.S. Geological Survey Open File Report, Denver, pp 131-162
  • Earthquake Research Committee, Headquarters for Earthquake Research Promotion (2016) Evaluation of the 2016 Kumamoto earthquake sequence (Version of 13 May 2016). http://www.jishin.go.jp/main/index-e.html. Accessed 7 July 2016
  • Geospatial Information Authority of Japan (2016) Detection of crustal movement by ALOS-2 InSAR. http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamotoearthquake-index.html#3. Accessed 7 July 2016 (in Japanese)
  • Ikeda Y, Chida N, Nakata T, Kaneda H, Tajikara M, Takazawa S (2001) 1:25,000-scale active fault map in urban area “Kumamoto”. Technical Report of the Geographical Survey Institute, Ibaraki, D1-No.388 (in Japanese)
  • Japan Meteorological Agency (2016a) CMT solutions of the earthquake occurred in April 2016. http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/mech/cmt/cmt201604.html. Accessed 7 July 2016 (in Japanese)
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