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J-GLOBAL ID：201702243776405424   整理番号：17A0010545

鬼怒川の浸水想定区域を対象とした水害廃棄物発生量の推計に関する基礎的研究-浸水被害建築物のみの視点から-

著者 (1件)： 大西暁生 (東京都市大)
資料名： 計画行政  (Planning and Public Management)
巻： 39  号： 4  ページ： 33-44  発行年： 2016年12月15日 
JST資料番号： L6939A  ISSN： 0387-2513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鬼怒川の浸水想定区域を対象に,建築物による水害廃棄物発生量推計を試みた。鬼怒川流域の浸水想定区域データを作成して浸水深ランクと浸水深別被害率を設定した。ArcGISに基づく建築物データを用いて地盤勾配を考慮した浸水深別被害率を乗じて浸水被害建築物床面積を推計した。さらに建築物用途と構造を考慮したマテリアルストックを用いて資材別水害廃棄物発生量を推計した。それにより,1)いずれの想定区域においても被害の大半が木造建築物であること,2)栃木県にある浸水深ランクの低い上流や田川の支流,茨城県の浸水深ランクの高い地区で大きな被害が想定されること,等の事前対策に必要な情報を示すことができた。

シソーラス用語： 河川 ,  *浸水 ,  地域 ,  推定 ,  水害 ,  *固形廃棄物 ,  地理情報システム ,  建築物 ,  木構造 ,  *災害対策 ,  被害想定 ,  *災害廃棄物 ,  木造建築物 ,  浸水域
準シソーラス用語： 鬼怒川 ,  浸水区域 ,  ArcGIS ,  マテリアルストック

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (24件)：

• 1) ESRIジャパン株式会社(2015)ArcGISデータコレクション詳細地図 目標物一般家枠 http://www.esrij.com/products/arcgis-data-collection-detail/
• 2) 平野大輔、佐尾博志、奥岡桂次郎、森田紘圭、大西暁生(2015a)「住宅内の木質家具の所有状況について」、『第42回土木学会関東支部技術研究発表会』、VII-37.
• 3) 平野大輔、大西暁生、佐尾博志、奥岡桂次郎、森田紘圭(2015b)「愛知県名古屋市における住宅内の家具所有台数の把握とその特徴について」、『第23回地球環境シンポジウム講演集』、243-248.
• 4) 平山修久・河田惠昭(2005)「水害時における行政の初動対応からみた災害廃棄物発生量の推定手法に関する研究」、『環境システム研究』、33、26-36.
• 5) 平山修久・島岡隆行・藤原健史・岡山朋子・河田惠昭(2010)「首都圏大規模水害における水害廃棄物発生量の推定手法」、『廃棄物資源循環学会研究発表会講演集』、21、39-39.

タイトルに関連する用語 (8件)： 鬼怒川 ,  浸水想定区域 ,  水害 ,  廃棄物発生量 ,  基礎的研究 ,  浸水被害 ,  建築物 ,  視点