文献

J-GLOBAL ID：201702256192912594   整理番号：17A0007898

多重波長を用いたn=1,2,および3での(C_nH_2n+1NH₃)₂MnCl₄におけるさまざまな構造相転移に関する複屈折イメージング測定

Birefringence Imaging Measurements on Various Structural Phase Transitions in (C_nH_2n+1NH₃)₂MnCl₄ with n=1,2, and 3 Using Multiple Wavelengths

著者 (3件)： MANAKA Hirotaka (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  FUKUDA Takumi (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  MIURA Yoko (National Inst. Technol., Suzuka Coll., Mie, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 85  号： 12  ページ： 124701.1-124701.8  発行年： 2016年12月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複屈折イメージング顕微鏡法はさまざまな構造相転移を総合的に調べるために適切であるが,その欠点は検出可能な最大遅延に固有の限界があることである。この限界を超えた遅延を検出するため,著者らは,n=1,2,3での(C_nH_2n+1NH₃)₂MnCl₄に対して,多重波長での同時複屈折測定を行った。n=1に関して,著者らは,T_c1~88KおよびT_c2~251Kでの一次相転移における遅延の大きなジャンプ(限界より六倍以上大きい)を検出するのに成功した。n=2に関して,T_c=214Kでの二次相転移において,遅延の段階的な変化が現れる。光学速軸方位の高精密画像は,アルキルアンモニウム鎖の方位差に関する情報を提供した。n=3に関して,遅延キンクがT_c4~152-155Kで現れ,遅延ジャンプがT_c5~96-99Kでの整合-不整合相転移において現れる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 画像処理 ,  *画像 ,  *構造相転移 ,  *複屈折 ,  マンガン化合物 ,  塩化物 ,  第一種相転移 ,  第二種相転移 ,  *整合不整合転移 ,  *遅延特性
準シソーラス用語： 複屈折イメージング ,  *顕微鏡画像 ,  アルキルアンモニウム塩 ,  一次相転移 ,  二次相転移

分類 (3件)： 固相転移  (BL04020G) ,  屈折及び反射の測定と装置  (BD07060V) ,  光学的測定とその装置一般  (BD07010S)

引用文献 (33件)：

• R. M. Azzam and N. M. Bashara, Ellipsometry and Polarized Light (North-Holland, Amsterdam, 1977).
• A. L. Bajor, Proc. SPIE 2265, 431 (1994).
• A. M. Glazer, J. G. Lewis, and W. Kaminsky, Proc. R. Soc. London, Ser. A 452, 2751 (1996).
• J. F. de Boer, T. E. Milner, M. J. C. van Gemert, and J. S. Nelson, Opt. Lett. 22, 934 (1997).
• J. F. de Boer, T. E. Milner, and J. S. Nelson, Opt. Lett. 24, 300 (1999).

タイトルに関連する用語 (5件)： 多重 ,  波長 ,  構造相転移 ,  複屈折 ,  イメージング