文献

J-GLOBAL ID：201702257529578763   整理番号：17A0139648

JS divergenceに基づく地震動波形のクラスタリング手法による観測地震動記録群の分類

著者 (2件)： 宮本崇 (山梨大学大学院 工学部土木環境工学科) ,  本田利器 (東京大学大学院 国際協力学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： I_810-I_820(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耐震性能照査に用いられる設計地震動の設定プロセスでは,与えられた条件を満たす波形が一意に定まらず無数の設計地震動の候補が想定されうる問題がある.これに対し,想定される地震動群の性質を反映した代表波を合成する代表波の開発を行っているが,その初期段階としてこれまでに地震動波形をその性質に応じてクラスタ化する手法を構築しており,本稿ではこの手法の観測地震動記録群への適用性を検証した.震源特性や伝播経路特性などの物理特性に条件を課した地震動波形群をクラスタリング対象とし,非線形10自由度系を耐震性能照査の対象構造物に設定した条件下において本手法を適用した結果,様々な部材への最大変位や履歴吸収エネルギーの影響に応じた波形群のクラスタが形成されていることが確認でき,提案手法の適用性が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *地震動 ,  地震波 ,  *波形 ,  ダイバージェンス ,  クラスタ化 ,  耐震設計 ,  地震記象 ,  耐震性 ,  性能評価 ,  変位 ,  エネルギー ,  *設計地震動 ,  *地震波形 ,  耐震性能評価 ,  改変
準シソーラス用語： 耐震性能照査 ,  地震観測記録 ,  履歴吸収エネルギー

著者キーワード (5件)： cluster analysis ,  seismic records ,  JS divergence ,  nonlinear response ,  design ground motion

分類 (1件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (13件)：

• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説(V 耐震設計編), 丸善出版,2012.
• 鉄道総合技術研究所:鉄道構造物等設計標準・同解説 【耐震設計】,丸善出版,2012.
• 関口春子,吉見雅行,堀川晴央:震源パラメータのばらつきを考慮した相模トラフ沿いの地震の震源モデルと地震動の予測,第13回日本地震工学シンポジウム論文集, 2010.
• 坂井公俊,室野剛隆:多数の参照地震動群と構造物非線形挙動を考慮した設計地震動波形の合成,鉄道総研報告, Vol.29,No.3,pp.11-16,2015.
• 宮本崇,本田利器:非線形応答値を特徴指標とする探索的な設計地震動の合成,土木学会応用力学論文集,Vol.12, pp.601-610,2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： 地震動 ,  波形 ,  クラスタリング手法 ,  観測 ,  地震動記録 ,  分類