抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PDF文書はどのコンピュータでも表示,印刷することが可能な電子文書フォーマットであり,ビジネスシーンでも多く利用されている。そのためPDFファイルが不正利用された場合の損害が大きいことから,PDFファイルに対する電子透かし技術の研究が注目されている。本論文ではテキスト文字の間隔を変化,制御することで電子透かしを埋め込む手法を提案する。提案手法では,PDF文書の内部構造で決められた語間の間隔(スペーシング)の数値を1行ごとに信号ベクトルとして取得し,信号処理技術に基づいて複数ビットの透かし情報の埋め込み処理を行うことで語間を制御する。また変化量を抑制するため,取得した信号ベクトルの要素の順序を入れ替えた後にDCT(離散コサイン変換)することで得た周波数成分に対して透かし埋め込みを行い,逆DCTをした際に埋め込まれた透かし情報が拡散されるようにしている。これにより,意図的な透かし情報の改変や除去を防ぐことができる。シミュレーションにより,透かし情報の埋め込み後と前のファイル間でのサイズ変化はごく微量であり,視認性の劣化も知覚できない程度であることが確認できた。(著者抄録)