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J-GLOBAL ID：201702282399418940   整理番号：17A0906441

MMSによる河川堤防の変形・沈下把握に関する研究

著者 (6件)： 間野耕司 (パスコ 技術統括本部) ,  井関禎之 (パスコ 技術統括本部) ,  森田真一 (パスコ 技術統括本部) ,  橘菊生 (パスコ パスコ総合研) ,  西山哲 (岡山大) ,  西山哲 (岡山大 大学院環境生命科学研究科)
資料名： 応用測量論文集  (JAST)
巻： 28  ページ： 63-74  発行年： 2017年07月25日 
JST資料番号： L2779C  ISSN： 2185-1867  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の河川堤防は,氾濫原に形成された自然堤防上に盛土したものが多く,その築造は,材料の取得や工事の容易さから土砂で形成する土堤を基本としている。土砂という不均一な材料を用いるので,河川堤防は,長時間の浸透水による強度の低下や流水による洗掘などが発生し,さらに,土砂部の堤体圧縮やコンクリートの劣化により,時間とともに変形・沈下する。この変形・沈下を捉えるために,現在の河川堤防管理では,数年に一度の定期縦横断測量と,年数回の堤防等河川管理施設の点検(堤防点検)が行われている。数十cm程度の空間分解能を確保して,面的な三次元計測ができる手法として,モバイルマッピングシステム(MMS)があるが,MMSの把握した変形・沈下の進行具合を具体的な数値で評価し,そのために必要となる計測手法は明確にした研究はほとんどない。そこで,本研究では,MMSが把握できる変形・沈下量を具体的な数値で評価し,堤防の変形・沈下量を把握するための計測手法を確立するとともに,変形・沈下状態を可視化する新たな手法を提案した。

シソーラス用語： *河川堤防 ,  土構造 ,  *変形 ,  *沈下 ,  維持管理 ,  *計測 ,  *計測システム ,  三次元測定 ,  可視化 ,  兵庫県 ,  岡山県 ,  点検 ,  測量 ,  縦方向 ,  横方向 ,  GPS ,  モービルマッピングシステム
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  *MMS ,  モバイルマッピングシステム ,  堤防点検 ,  定期縦横断測量

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  応用測量,その他  (RC02060Z)

引用文献 (13件)：

• 環境省:気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート「日本の気候変動とその影響(2012年度版)」, http://www.env.go.jp/earth/ondanka/rep130412/report_full.pdf,(入手 2016.12)
• 末次忠司:河川技術ハンドブック 総合河川学から見た治水・環境,鹿島出版社,p.282,2010
• 坪田邦治・中島啓・西垣誠,軟弱地盤における築堤盛土による周辺地盤沈下対策工の考察,土木学会論文集F,Vol.63(2007)No.3,p.323-334.
• 国土交通省 近畿地方整備局 豊岡河川国道事務所:円山川流域委員会 第12回委員会資料,http://www.kkr.mlit.go.jp/toyooka/ryuiki/02/12iinkai-siryo2-2.pdf,(入手 2016.12)
• 関口秀雄・柴田徹:盛土基礎地盤の側方流動解析上の問題点,土と基礎,Vol.30,No.5,p.47~54,1982.

タイトルに関連する用語 (5件)： MMS ,  河川堤防 ,  沈下 ,  把握 ,  研究