ENGLISH 使い方
文献、特許、研究者などの科学技術情報サイト

この文献と内容が近い文献

この文献と内容が近い研究者

この文献と内容が近い特許

この文献と内容が近い研究課題

この文献の著者と推定される研究者

この文献を引用している文献

この文献を引用している特許

文献
J-GLOBAL ID:201702283351530406   整理番号:17A0250444

学際的手法で探る豊後水道沿岸域のアオギリの分布に対する人為的影響

クリップ
著者 (6件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 199-206(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
人の移動や交易を通して導入された多くの植物が地域生態系に影響を与えている。その由来に在来説と外来説のある落葉高木のアオイ科アオギリ属のアオギリは日本の暖温帯に分布する。本研究では豊後水道沿岸域におけるアオギリの出現遷移段階,植物利用,方言名を評価し,本種の分布への人為的影響を考察した。古地図,歴史資料,古老の証言,林分調査の結果によれば,従来原生林とされてきた愛媛県愛南町西海鹿島のアオギリ優占林は人為的撹乱を受けていた。その他のアオギリは特定の集落周辺の撹乱跡地に偏在していた。この結果は本種が遷移途上の林分に主に生育することを示唆した。対象地域内では,昭和中頃までアオギリの樹皮繊維に多くの用途があった。本種は高知県の人家浦,宮崎県の山地斜面に植栽されていた。九州と四国には「ヘラ」と「イサキ」というアオギリの共通の方言名があった。歴史資料によると,江戸後期に「ヘラ」と呼ばれたアオイ科シナノキ属樹種が九州から中国地方へ繊維採取用に導入されている。この事実と本研究結果は豊後水道沿岸域のアオギリは海路を通じた繊維利用文化の伝播に由来し,特定の集落周辺に現存しているという新たな仮説を想起させる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林植物学  ,  植物生態学 
引用文献 (39件):
  • An S, Liu M, Wang Y, Li J, Chen X, Li G, Chen X (2001) Forest plant communities of the Baohua Mountains, eastern China. J Veg Sci 12: 653-658
  • 荒金正憲 (2003) 豊の国大分の植物誌. 荒金正憲
  • 町誌編集委員会 (1979) 西海町誌. 西海町
  • Dufrene M, Legendre P (1997) Species assemblages and indicator species: the need for a flexible asymmetrical approach. Ecol Monogr 67: 345-366
  • 愛媛県文書課 (1887) 愛媛県統計書. 向陽社出版
もっと見る
タイトルに関連する用語 (6件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る