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J-GLOBAL ID：201802241317861219   整理番号：18A1339608

河川遡上期におけるシロウオの突進速度に関する実験

BURST SPEED OF ICE GOBY (LEUCOPSARION PETERSII) DURING UPSTREAM RIVER MIGRATION PERIOD

著者 (4件)： 泉完 (弘前大学 農学生命科学部地域環境工学科) ,  東信行 (弘前大学 農学生命科学部生物学科) ,  丸居篤 (弘前大学 農学生命科学部地域環境工学科) ,  矢田谷健一 (建設技術研究所株式会社 東北支社 河川部)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 7  ページ： III_269-III_274(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 小型通し回遊魚の一つであるシロウオの突進速度と遊泳できる限界の流速に関する実験を野外の現地河川で実施した.その結果,体長4cm台のシロウオの平均突進速度は40cm/s台の流速で最も速い値を示し,その速度は90cm/sで,体長の21倍の速度であった.シロウオが遊泳する流速と遊泳距離との関係を明らかにし,流速40cm/s以下の条件では,80%以上の個体が50cmの距離を前進できることがわかった.また,シロウオが遊泳できる限界流速は95cm/s程度までであり,突進速度に相当することがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *ハゼ科 ,  淡水魚 ,  遊泳 ,  *運動能力 ,  流速 ,  屋外試験 ,  *遡上 ,  河川 ,  回遊 ,  魚道 ,  水理計算 ,  最適設計 ,  距離 ,  *河川遡上 ,  遊泳速度 ,  *遊泳能力 ,  *Leucopsarion petersi ,  両側回遊魚
準シソーラス用語： *シロウオ ,  水理設計 ,  通し回遊魚

著者キーワード (4件)： ice goby (Leucopsarion petersii) ,  stamina tunnel ,  burst speed ,  field experiment

分類 (2件)： 個生態学  (EE03020H) ,  開水路の流れ  (RC10015U)

引用文献 (22件)：

• 1) 国土交通省河川局:魚がのぼりやすい川づくりの手引き,pp. 54-55,2005.
• 2) 農林水産省農村振興局整備部設計課監修:「頭首工の魚道」設計指針,pp. 24-25,公益社団法人農業農村工学会,2015.
• 3) Blaxter, J. H. S and Dickson, W. : Observations on the Swimming Speeds of Fish, J. Conseil Permanent International pour Exploration de la mer (Bureau du Conseil), 24, pp. 472-479, 1959.
• 4) 泉完,矢田谷健一,東信行,工藤明:河川流下水を用いたスタミナトンネルによるウグイの突進速度について,農業土木学会論文集,244,pp. 171-178,2006.
• 5) 泉完,矢田谷健一,東信行,工藤明,加藤幸:自然河川流下水を用いたスタミナトンネルによるオイカワの突進速度に関する現地実験,水工学論文集,51,pp. 1285-1290,2007.

タイトルに関連する用語 (3件)： 河川遡上 ,  シロウオ ,  実験