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J-GLOBAL ID：201802242649840998   整理番号：18A0551537

数理最適化を用いた必要最低限の食費の算出

The Estimation of Minimal Food Cost Using Mathematical Optimization

著者 (6件)： 高橋正弥 (新潟医療福祉大学) ,  上野瞳 (新潟医療福祉大学) ,  佐藤直人 (新潟医療福祉大学) ,  鈴木香澄 (新潟医療福祉大学) ,  稲葉洋美 (新潟医療福祉大学) ,  澁谷顕一 (新潟医療福祉大学)
資料名： 日本家政学会誌  (Journal of Home Economics of Japan)
巻： 69  号： 2  ページ： 136-141(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0763A  ISSN： 0913-5227  CODEN： NKGAEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,日本人の食事摂取基準に基づいて最低限の食費を推定することである。この目的のために,数学的最適化を使用して最低限の食費を計算した。各年齢の性別グループの食糧計画を計算するために,各食糧計画グループに対して68の数学的最適化モデルを採用した。数学的最適化モデルの計算には,日本人の食事摂取基準および日本政府統計局の小売物価調査に基づくデータを用いた。四つのカテゴリー(標準食事摂取に対して25%,50%,75%および85%)を確立した。これらの制約から,数学的最適化を使用して最低限の食費を計算した。成人男性(18-29歳)の月当たりの通常の食費は41,865円で,成人女性(18-29歳)は26,037円であった。これらの結果に基づいて,生活習慣病予防のために家族の最低限の食費を推定できた。本研究では,最適な組み合わせを計算するために食品の代わりに食材の計算値を使用したので,これらの組み合わせが実際に実現可能かどうかは検証されていない。本研究の結果を実用的にするためには,この計算結果および料理と献立との関連を検証する必要がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 人間 ,  *日本 ,  *食事摂取基準 ,  *最適化 ,  年齢 ,  性差 ,  数学モデル ,  計算 ,  生活習慣病 ,  予防 ,  *食事 ,  食品 ,  数値 ,  実現可能性 ,  料理 ,  献立 ,  *原価 ,  摂食 ,  栄養所要量 ,  日本人 ,  最適化モデル ,  生活習慣病予防 ,  食材 ,  計算値 ,  *改変 ,  動物行動
準シソーラス用語： *数理最適化 ,  モデル計算 ,  *食費

著者キーワード (6件)： 食費 ,  数理最適化 ,  日本人の食事摂取基準 ,  food cost ,  mathematical optimization ,  dietary reference intake for Japanese people 2015

分類 (2件)： 食品一般  (FJ01010Y) ,  数理計画法  (KA03030M)

引用文献 (16件)：

• 1) 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準2015年版. 第一出版, 2015
• 2) 厚生労働省. “健康日本21.” http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/top.html (入手日 : 2016.10.10)
• 3) 川上憲人. “日本の「健康社会格差」の実態を知ろう : 研究成果の報告 平成21~25年度文部科学省科学研究費新学術領域研究 (研究領域提案型).” http://mental.m.u-tokyo.ac.jp/sdh/pdf/messagetopeople.pdf (入手日 : 2016.10.10)
• 4) Fukuda, Y.; Hiyoshi, A. High quality nutrient intake is associated with higher household expenditures by Japanese adults. Biosci. Trends. 2012, 6, 176-182
• 5) United States Department of Agriculture (USDA). The Low-Cost, Moderate-Cost, and Liberal Food Plans, 2007, ES1-3

タイトルに関連する用語 (2件)： 最適化 ,  必要最低限