抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,写真撮影という簡便な計測手法によって対象物を復元するデジタル写真測量を応用し,コンクリート構造物などに発生したひび割れ幅の変位量を高精度で検知する手法を構築した。具体的には,明度重み付き重心計算と射影変換という二つの画像処理技術を導入したデジタル画像を利用するひび割れ幅の計測手法を開発し,室内試験にて本手法の実用性を検証した結果,任意の撮影角度から撮影しても高精度の計測が可能であり,25mからの撮影距離で約0.2mmのひび割れ幅の変化を検知できることを実証した。さらに実際のコンクリート構造物のひび割れ計測に本手法を適用した結果,維持管理のための点検作業を容易に立案できるという本手法の有用性が示された。(著者抄録)