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J-GLOBAL ID:201802270636538961   整理番号:18A1492171

ラジオテレメトリー法を用いて追跡されたアカネズミの林分間移動と行動圏特性

Spatial arrangement and size of home ranges of Apodemus speciosus inhabiting evergreen broad-leaved forest and adjacent cedar plantation, and migration between these stands
著者 (5件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 23-31(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0375A  ISSN: 0385-437X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アカネズミ(Apodemus speciosus)の行動圏のサイズや空間配置,行動圏内での個体の移動を調べるため,2009年~2012年に,マテバシイ(Pasania edulis)が優占する常緑広葉樹林とそれに隣接するスギ(Cryptomeria japonica)の人工林で,ラジオテレメトリー法を用いて,オス17個体,メス8個体を追跡し,95%最外郭法で,オス17サンプル,メス19サンプルの行動圏を推定した.9月下旬~11月下旬のマテバシイの堅果落下時期に,行動圏の面積や1夜の間に連続して定位された地点間の距離は,特にオスで大きくなった.この時期には,3時間以内に約100 m移動した個体もみられた.林分境界付近では,個体間で重複する行動圏がみられた.アカネズミの行動圏の配置やサイズ,行動圏内での移動は個体によって様々であったが,堅果落下時期に広葉樹林と人工林を含む行動圏を持ち,日常的に両林分を行き来し,人工林内に巣穴があった個体が3個体みられた.このような個体が,種子散布者として,針葉樹人工林への広葉樹の侵入に貢献しているのではないかと考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
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個生態学  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (26件):
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