抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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山岳トンネル工事において,切羽崩壊や肌落ちによる労働災害は,安全対策を十分に行っていても発生し,重大災害に繋がる可能性が高い。そのため常時切羽を監視し変状の有無を把握する必要があることから,筆者らは動体抽出手法である背景差分法を軸とした映像処理による切羽監視手法を検討してきた。本研究では,背景差分法の切羽の変状モニタリングへの適応性を検証するために,切羽模型を複数の照度で撮影し,背景差分法による映像処理結果を比較した。また,切羽崩壊や肌落ちを想定した掘削映像を用いて映像処理を行い,その結果について考察した。その結果,照度が不十分であっても,変状による輝度差と外的要因による輝度差の間に識別可能な有意な違いがあれば,変状箇所が抽出可能でき,切羽崩壊の予兆を検知できる可能性があることを示した。(著者抄録)