抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高性能計算の分野ではField Programmable Gate Array(FPGA)を搭載したヘテロジニアスシステムが注目を集めつつある。FPGAボードをCPUに接続したアクセラレータとしてシステムを構築する場合,ネットワーク部を含めると複数の構成が考えられる。FPGAボード上のメモリから別のホストCPU上のメモリへの実効データ転送帯域は,構成を決める上での重要な要素の一つである。最適な構成を決定するためには,ノードを跨いだデータ転送機能の実装と実効データ転送帯域の定量的な評価が必要である。本稿では2つのFPGA搭載ノードを用いて,ノードを跨いだFPGAへのデータ転送手法の提案と評価を行う。2つのノードは100Gbps InfiniBand HCAで接続されている。また,ノード内のFPGAとホストCPUはPCIe Gen3x8で接続されている。提案するデータ転送機能は,我々がソフトウェアブリッジドデータ転送と呼ぶ,Direct Memory Access(DMA)機能とInfiniBand verbsによるノード間データ転送をパイプライン的に組み合わせたものである。評価の結果,別ホストのCPUメモリからFPGAメモリでは6379.1MB/s(81.0%),FPGAメモリから別ホストのCPUメモリでは5696.1MB/s(72.3%),ノードを往復するでは4732.0MB/s(60.1%)となった。これは経路全体のボトルネックであるPCIe Gen3x8の理論ピーク性能に対し,81.0%,72.3%,60.1%である。(著者抄録)