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J-GLOBAL ID：201902237959749247   整理番号：19A2762518

仮想アレーを用いた航空機ADS-B信号の方位推定精度の改善に関する実験的検討

Experimental study on DOA estimation performance enhancement of ADS-B signal using virtual array signal processing

著者 (2件)： 伊藤岬 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 174(SANE2019 35-45)(Web)  ページ： 13-18 (WEB ONLY)  発行年： 2019年08月16日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 航空機に対する新たな監視システムとして,ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)システムがある.このシステムは航空機自身が監視情報(緯度経度による位置,高度,速度情報等)を不特定多数の監視者(受信側)へランダムに一括送信するシステムのことである.従来方式に比べて電波の利用効率が向上するという点や受信機とアンテナがあれば各地に配置することが可能である点などで有用である.このシステムに関しては,監視情報を放送するという観点からメリットもあるが,デメリットもある.それらの解決方法として,アレーアンテナによるADS-Bによる信号の到来方位推定手法を提案する.本稿では,屋外環境でSDR(Software Defined Radio)を用いてADS-B信号の受信を試み,角度分解能を向上させるために4素子アレーアンテナ受信系をMRA(Minimum Rendudancy Array)配置し,さらにKhatri-Rao(KR)積仮想アレー処理を施した到来方位推定結果について検証を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： 航空交通管制 ,  アレイアンテナ ,  航空機 ,  情報システム ,  *到来方向推定 ,  無線伝送 ,  研究 ,  精度 ,  *改良 ,  推定精度 ,  放送型自動従属監視
準シソーラス用語： 仮想化 ,  ADS-B ,  SDR ,  実験的研究 ,  *精度向上

分類 (2件)： 航空交通管制・航法施設  (TE01030T) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (5件)：

• 日本航空機開発協会, ′′航空輸送の推移と現状,′′ http://www.jadc.jp/files/topics/38_ext_01_0.pdf, 参照 July 14,2017.
• 松永圭左,宮崎裕己, ′′ADS-B データを用いた航空機高度維持性能監視の誤差要因調査,′′ 電子情報通信学会総合大会, p231, Mar. 2015
• Ettus Research, ′′X300 X310 Spec Sheet.pdf,′′ https://www.ettus.com/content/files/X300_X310_Spec_Sheet.pdf, 参照July 31,2018.
• 小西順平,大橋卓,山田寛喜,丸山貴司,平本美智代,山口芳雄,”Khatri-Rao積仮想アレー処理を用いたMIMOレーダによる距離および角度分解能向上に関する検討,”信学技報,vol.117, no.31,A・P2017-29,pp.37-42,2017年5月.
• Y. Wakamatsu, H. Yamada, Y. Yamaguchi, “MIMO Doppler radar using Khatri-Rao product virtual array for Indoor Human Detection,” IEICE Trans. Communications, Vol.E99-B, No.1, pp.124-133, Jan. 2016.

タイトルに関連する用語 (7件)： 仮想 ,  アレー ,  航空機 ,  ADS-B ,  方位 ,  推定精度 ,  実験