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J-GLOBAL ID：201902247890914099   整理番号：19A0768146

高周波三相コモンモードインダクタの巻線間に生じる浮遊容量の簡易推定法

A Simple Technique for Estimating the Winding Stray Capacitance of High-Frequency Three-Phase Common-Mode Inductors

著者 (5件)： 高橋翔太郎 (北海道大学大学院 情報科学研究科 システム情報科学専攻 電気エネルギー変換研究室) ,  小笠原悟司 (北海道大学大学院 情報科学研究科 システム情報科学専攻 電気エネルギー変換研究室) ,  竹本真紹 (北海道大学大学院 情報科学研究科 システム情報科学専攻 電気エネルギー変換研究室) ,  折川幸司 (北海道大学大学院 情報科学研究科 システム情報科学専攻 電気エネルギー変換研究室) ,  玉手道雄 (富士電機(株))
資料名： 電気学会論文誌 D  (IEEJ Transactions on Industry Applications)
巻： 139  号： 3  ページ： 339-347(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： X0451A  ISSN： 0913-6339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などの広バンドギャップ半導体に基づく次世代パワーデバイスのスイッチング速度は,従来のシリコン絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Si-IGBT)の10倍以上である。これはパルス幅変調コンバータにより生成される電磁ノイズの周波数範囲を増加させる可能性がある。さらに,雑音フィルタの動作周波数範囲は受動素子の寄生成分によって制限されるので,動作周波数が数十メガヘルツを超える高周波(HF)ノイズフィルタを実現することは困難である。本論文では,HF三相コモンモード(CM)インダクタについて,その設計段階で動作周波数範囲を推定するために巻線漂遊容量を計算する新しい簡単な解析的方法を提案する。CMインピーダンスの測定結果により,本提案の方法は実用上十分な精度を確保しながらHF三相CMインダクタの動作周波数範囲を推定できることを確認する。さらに,ここで得た結果により,ターン数の減少がフィルタインダクタの動作周波数範囲の増強に必ずしも寄与しないことも示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 雑音 ,  共振周波数 ,  *漂遊容量 ,  HF【周波数】 ,  三相交流 ,  モード ,  *インダクタ ,  巻線 ,  パワーエレクトロニクス ,  *スイッチング素子 ,  *誤動作 ,  電磁干渉 ,  電圧 ,  解析モデル ,  *電磁雑音
準シソーラス用語： 自己共振周波数 ,  コモンモード ,  巻線間容量 ,  EMI【電磁干渉】 ,  コモンモード電圧

著者キーワード (8件)： 電磁ノイ ,  自己共振 ,  浮遊 ,  三相 ト ト ,  電磁ノイズ ,  自己共鳴周波数 ,  漂遊容量 ,  三相共通モードインダクタ

分類 (3件)： R,L,C,Q,インピーダンス,誘電率の計測法・機器  (AD07030N) ,  LCR部品  (NA05030D) ,  雑音一般  (ND04010J)

引用文献 (47件)：

• (1) G. L. Skibinski, R. J. Kerkman, and D. Schlegel: “EMI emissions of modern PWM AC drives”, IEEE Ind. Appl. Magazine, Vol. 5, No. 6, pp. 47-80 (1999)
• (2) T. Shimizu, G. Kimura, and J. Hirose: “High frequency leakage current caused by the transistor module and its suppression technique”, IEEJ Trans. Ind. Appl., Vol. 116-D, No. 7, pp. 758-766 (1996) (in Japanese)
• 清水敏久・木村軍司・広瀬 順:「トランジスタモジュールの浮遊静電容量に起因する高周波漏洩電流の解析とその抑制法」, 電学論D, Vol. 116, No. 7, pp. 758-766 (1996)
• (3) Y. Murai, T. Kubota, and Y. Kawase: “Leakage current reduction for a high-frequency carrier inverter feeding an induction motor”, IEEE Trans. Ind. Appl., Vol. 28, No. 4, pp. 858-863 (1992)
• (4) S. Ogasawara, H. Fujita, and H. Akagi: “Modeling and analysis of high-frequency leakage currents caused by voltage-source PWM inverters”, IEEJ Trans. Ind. Appl., Vol. 115-D, No. 1, pp. 77-83 (1995) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高周波 ,  三相 ,  巻線 ,  浮遊容量 ,  簡易 ,  推定法