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J-GLOBAL ID：201902271227196263   整理番号：19A0486184

B(ホウ素)欠乏処理がイチゴのチップバーンおよび受精不良果発生に及ぼす影響

Effect of boron deficiency on tip burn and malformed fruit incidence in strawberries

著者 (7件)： 瀬角美穂 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  吉田裕一 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  金城朱理 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  日高啓 (旭化学工業) ,  後藤丹十郎 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  安場健一郎 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  田中義行 (岡山大 大学院環境生命科学研究科)
資料名： 岡山大学農学部学術報告(Web)  (Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University (Web))
巻： 108  ページ： 5-13 (WEB ONLY)  発行年： 2019年02月01日 
JST資料番号： U0332A  ISSN： 2186-7755  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： B(ホウ素)は植物にとって必須な微量要素であり,イチゴの受精不良果発生要因の1つである。そこで2015年度と2016年度の2回にわたりB欠乏がイチゴの受精不良果発生に及ぼす影響について調査した。また,2016年度はB欠乏処理後にB回復処理を行い,その後のイチゴの果実形態の変化についても調査した。その結果,B欠乏処理を行うと蒸散機能の低い新葉や花芽においてチップバーンが発生し,種浮き果や部分不受精を主とした受精不良果が多発した。しかし,B回復処理を行うことでこれらの症状が改善することが明らかになった。Bは受精不良果発生に関係しており,欠乏条件下で根から吸収させると急速に若い成長中の組織に転流することが示されたことから,B栄養をコントロールすることでB不足によるイチゴの受精不良果発生を軽減できる可能性があると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *養分欠乏症 ,  イチゴ ,  *植物生理病 ,  転流【生体】 ,  *不稔 ,  病害防除 ,  植物栄養 ,  植物成長 ,  稔性 ,  肥料 ,  肥効 ,  施肥 ,  栄養障害 ,  *チップバーン ,  *ホウ素欠乏 ,  ホウ素肥料 ,  花粉稔性 ,  稔性回復 ,  果物 ,  植物生理
準シソーラス用語： *受精不良果

分類 (2件)： 植物の栄養障害  (FC04032C) ,  植物栄養  (EH02060B)

タイトルに関連する用語 (5件)： ホウ素 ,  欠乏 ,  イチゴ ,  チップバーン ,  受精