文献

J-GLOBAL ID：202002214842896026   整理番号：20A2687194

多様なふるまいからの好感判定に基づき発話構成要素を選択するお見合い対話システム

Speed dating dialogue system that selects utterance construction units based on favorable impression estimated from various behaviors

著者 (5件)： 田中滉己 (京大 大学院情報学研究科) ,  井上昂治 (京大 大学院情報学研究科) ,  中村静 (京大 大学院情報学研究科) ,  高梨克也 (滋賀県大 人間文化) ,  河原達也 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： 人工知能学会言語・音声理解と対話処理研究会資料  (JSAI Technical Report, SIG-SLUD)
巻： 90th  ページ： 129-134  発行年： 2020年11月24日 
JST資料番号： L1425A  ISSN： 0918-5682  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,システムの内部状態をモデリングすることにより,人間のように振舞う音声対話システムの実現を目的とする。本研究では,スピードデート対話(初対面対話)に焦点を合わせて,ユーザに対する好ましい印象を内部状態としてモデル化した。提案システムは,ユーザの行動からシステムの好ましい印象を推定し,発話構成単位(反応,エピソード,および質問)を選択する。本モデルは,再帰ニューラルネットワークによって実装されており,好ましい印象を推定し,同時に発話構築ユニットを選択する。次に,このシステムは,階層構造の質問-回答データベースを参照することによって,選択した発話構成単位の発話内容を選択する。上記アプローチによって,スピードデート対話システムをアンドロイドERICAを用いて実装し,対話実験を通して評価した。その結果は,提案システムが各ユーザに依存して異なる好ましい印象を生成することを示した。提案システムは,対話の深さに関してより高く評価された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 好み ,  度 ,  発話 ,  選択 ,  *会話 ,  モデリング ,  応用プログラム ,  感情 ,  実験 ,  *自然言語処理 ,  *人工知能 ,  計算機利用システム ,  Androidアプリケーション ,  印象 ,  評価実験 ,  音声対話システム
準シソーラス用語： 好感度 ,  対話 ,  AI【人工知能】

分類 (2件)： 自然語処理  (JE06000L) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (12件)：

• Koji Inoue, et al. Talking with ERICA, an autonomous android. In SIGDIAL, pp. 212-215, 2016.
• Tatsuya Kawahara. Spoken dialogue system for a human-like conversational robot ERICA. In IWSDS, 2018.
• Thomas S. Polzin and Alexander Waibel. Emotionsensitive human-computer interfaces. In ISCA tutorial and research workshop on speech and emotion, pp. 201-206, 2000.
• Marcin Skowron. Affect listeners: Acquisition of affective states by means of conversational systems. In Development of Multimodal Interfaces: Active Listening and Synchrony, pp. 169-181. 2010.
• Yuanchao Li, et al. Expressing reactive emotion based on multimodal emotion recognition for natural conversation in human-robot interaction. Advanced Robotics, Vol. 33, No. 20, pp. 1030-1041, 2019.

タイトルに関連する用語 (4件)： ふるまい ,  発話 ,  構成要素 ,  対話システム