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J-GLOBAL ID:202002243303684912   整理番号:20A2118066

人工光下におけるイチゴの果実肥大特性の解析と果梗部切断面からの糖浸出量の評価

Analysis of the Property of Fruit Growth and the Evaluation of Sugar Flux thorough a Cut Section of Fruit Stalk in Strawberry Grown under an Artificial Light
著者 (7件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 215-224  発行年: 2020年09月30日 
JST資料番号: X0662A  ISSN: 1344-4905  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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光源に蛍光灯を用い,日長を12時間,気温を22/10°C(明/暗期)に設定した人工気象室内で一季成りイチゴ‘紅ほっぺ’を栽培した.果実および果梗の直径変化を接触式デジタル変位センサにより計測した.また,EDTA法により果梗部切断面からの糖浸出量の評価を試みた.イチゴ果実の肥大量は暗期よりも明期の方が多かった.果実肥大速度は明期開始時に最も速く,暗期開始時には一時的な果実の収縮が観察された.果実直径の変化は果梗直径の変化と同期していた.飽差が短時間に大きく変動する時間帯では,これら果実および果梗の直径変化は,空調の稼働に伴う飽差の変化と密接に関係していた.果梗を経由した果実への水の移動は明期には負の値を,暗期には正の値を示した.1日の水の全移動量(木部+師部経由)に占める割合は,明期,暗期ともに木部経由(それぞれ43.1%,40.6%)よりも師部経由(それぞれ,56.9%,59.4%)の方が大きいと推定された.果梗部切断面からの糖浸出量は明期よりも暗期の方が顕著に多かった.果梗部切断面からの糖の1日の総浸出量のうち,20.2%が明期に,79.8%が暗期に浸出していた.(著者抄録)
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分類 (1件):
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果樹 
引用文献 (31件):
  • 1) Jonkers, H., On the flower formation, the dormancy and the early forcing of strawberry, Meded, Landbouwhogesch, 1965, Wageningen, 65, pp. 1-59.
  • 2) Imada, S., Production of strawberries in summer and autumn under the cool climate of the Tohoku region, 2006, Proceedings of Vegetable and Tea Science, 3, pp. 61-66. (in Japanese)
  • 3) Kitano, M., M. Hamakoga, F. Yokomakura and H. Eguchi, Interactive dynamics of fruit and stem growth in Tomato Plants as affected by root water condition, I, Expansion and contraction of fruitand stem, 1996a, Biotronics, 25, pp. 67-76.
  • 4) Ninomiya, S., Y. Mochizuki, M. Fuke, K. Okayasu, M. Yamada, S. Suzuki and I. Ogiwara, Improvement of dendrometer for monitoring diurnal changes in longitudinal diameter of strawberry fruit, 2012, Hortic, Res, (Japan), 11, pp. 545-551. (in Japanese)
  • 5) Nagano, T. and H. Shimaji, Internal plant-water-status and its control (1) measurement of internal plant water status, 1976, J, Agric, Meteorol, 32, pp. 67-71. (in Japanese)
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