抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,高成形性形状記憶合金が注目されている.本研究では本合金の医療デバイスへの応用を目指し,耐食性評価のためにアノード分極試験を行った.効率的な特性評価を行うためにコンビナトリアル手法を用いた.組成の異なるサンプル群を同一基板上に集積し,作製した基板を用いて分極試験を実施した.取得した分極曲線から耐食性の一括評価を行い,高耐食性の合金探索に成功した.また,不動態皮膜と耐食性の関連を調べるため,XPS分析を行った.その結果,本合金に添加する第三元素がTiより酸化しにくければ,高耐食性を有する可能性が示唆された.(著者抄録)