抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・近年世界中で増加するM&Aは様々な評価が入り混じった評価の塊。<br/>・種々の重層的評価の結果次第で,買収する側とされる側双方の利害関係者が受ける多大な影響。<br/>・そのような状況下でも,M&Aにおいて誰が何を評価するのか,いかなる評価が肝要であるのかは未判明。<br/>・本稿は,学際的領域として確立しつつある「価値評価研究」の理論的知見を分析視覚として,M&Aにおける評価の位置づけを探究。<br/>・複数評価原理の存在が判明。<br/>・「評価における不協和」は,評価の多様性が混乱を生み効率性をもたらすのではなく,異なる評価原理の存在が摩擦を生じ,イノベーションの源泉となるとする視点。<br/>・「評価の遂行性」は,事物の評価がそれだけで完結するのではなく,別の何かを遂行するとみなす考え方。<br/>・「評価装置」は,評価を行う個人や組織のみに焦点を絞るのではなく,より広範に評価を可能にする事物にも目を向ける必要性を暗示。