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J-GLOBAL ID：202002278119107143   整理番号：20A0188775

未来創生のためのイノベーション 元素間融合を基軸とする物質開発と応用展開

著者 (2件)： 草田康平 (京大 大学院理学研究科) ,  北川宏 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 84  号： 1  ページ： 11-14  発行年： 2020年01月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・元素間融合を基軸とする物質開発と応用展開の紹介。
・ナノ粒子に着目し,混ぜることのできないはずの元素の組み合わせから,他の元素に類似した電子状態を作り,目的の物性を有する合金を創出するコンセプト(元素間融合)の実現。
・溶液中で金属イオンを還元した後,原子が凝集となる過程でポリマーや界面活性剤などの保護剤により成長を抑制し,ナノメートルサイズの微粒子を作製する液相還元法を用いるPdRu固溶ナノ合金の作製。
・保護剤にポリ(N-ビニル-2-ピロリドン),還元剤にトリメチレングリコールを用い,金属組成を調製したPd塩とRu塩の混合水溶液を加熱した還元剤溶液にゆっくり加えることで合成したPdRu固溶ナノ合金。
・γ-Al₂O₃上に担持したPdRu固溶ナノ合金の三元触媒の自動車排ガスを模擬した混合ガスの雰囲気化における触媒活性の評価および200°C以下の温度域で高い触媒活性の確認。

シソーラス用語： *パラジウム合金 ,  ルテニウム含有合金 ,  固溶体 ,  方式 ,  *ナノ粒子 ,  自動車排出ガス ,  *排ガス処理 ,  *三元触媒 ,  担持触媒 ,  触媒活性 ,  液相還元法 ,  *合金ナノ粒子 ,  *廃棄物処理
準シソーラス用語： *ナノ合金

分類 (2件)： 触媒の調製  (CB06110P) ,  排ガス処理  (PB02060U)

引用文献 (5件)：

• Ishida, T. et al. : Angew. Chem. Int. Ed., 46, 7154-7156 (2007)
• Jiang, Q. et al. : Mater. Chem. Phys., 82, 225-227 (2003)
• Massalski, T. B. et al. : Binary Alloy Phase Diagrams; ASM International: Materials Park, OH (1996)
• Kusada, K. et al. : J. Am. Chem. Soc., 136, 1864-1871 (2014)
• Sato, K. et al. : Sci. Rep., 6, 28265 (2016)

タイトルに関連する用語 (8件)： 未来 ,  イノベーション ,  元素 ,  融合 ,  物質 ,  開発 ,  応用 ,  展開