特許
J-GLOBAL ID:202003017398156459

環状DNAの複製または増幅方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小野 新次郎 ,  山本 修 ,  宮前 徹 ,  中西 基晴 ,  泉谷 玲子
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2018007485
公開番号(公開出願番号):WO2018-159669
出願日: 2018年02月28日
公開日(公表日): 2018年09月07日
要約:
無細胞系において、環状DNA、特に長鎖環状DNAを複製または増幅することのできる方法を提供する。具体的には、複製開始配列(origin of chromosome(oriC))を有する環状DNAを、以下の酵素群:(1)環状DNAの複製を触媒する第一の酵素群;(2)岡崎フラグメント連結反応を触媒して、カテナンを形成する2つの姉妹環状DNAを合成する第二の酵素群;および(3)2つの姉妹環状DNAの分離反応を触媒する第三の酵素群を用いて複製または増幅する際に、副生成物であるDNAマルチマーの生成を抑制する方法を提供する。またoriCをトランスポゾンにより環状DNAに導入することを含む方法も提供する。
請求項(抜粋):
無細胞系における環状DNAの複製方法であって、以下の工程: (1)鋳型となる環状DNAと、以下: 環状DNAの複製を触媒する第一の酵素群、 岡崎フラグメント連結反応を触媒して、カテナンを形成する2つの姉妹環状DNAを合成する第二の酵素群、および 2つの姉妹環状DNAの分離反応を触媒する第三の酵素群、 を含む反応液との反応混合物を形成する工程;および (2)工程(1)において形成した反応混合物を反応させる工程; を含み、 ここで当該環状DNAは、DnaA活性を有する酵素と結合可能な複製開始配列(origin of chromosome(oriC))を含み、そして、oriCに対してそれぞれ外向きに挿入された1対のter配列、および/または、DNAマルチマー分離酵素が認識する塩基配列、をさらに含み、 ここで当該環状DNAがter配列を有する場合、前記工程(1)の反応液はさらにter配列に結合して複製を阻害する活性を有するタンパク質を含み、そして当該環状DNAがDNAマルチマー分離酵素が認識する塩基配列を有する場合、前記工程(1)の反応液はさらにDNAマルチマー分離酵素を含む、 前記方法。
IPC (2件):
C12N 15/10 ,  C12N 15/11
FI (2件):
C12N15/10 Z ,  C12N15/11 Z

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