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J-GLOBAL ID：202102235038477094   整理番号：21A0085781

核磁気共鳴NMRで飲み物を味わう

著者 (1件)： 池上貴久 (横浜市大 理)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 68  号： 12  ページ： 504-507  発行年： 2020年12月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 核磁気共鳴(NMR)は原子核のスピンが静磁場の軸まわりに歳差運動するときの回転速度(ラーモア周波数)を測定することができる。この周波数はいわば原子核ひとつひとつを区別するために付けられた名札のような働きをするため,NMRは原子分解能をもつ分光器といえる。低分子においては非常に高い感度を示すため,同じように見える複数の飲み物でも,その中に含まれている成分の違いを言い当てることができる。(著者抄録)

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  回転数 ,  周波数 ,  Larmor歳差 ,  原子核 ,  *飲料 ,  原理 ,  スピン ,  静磁場 ,  Fourier変換 ,  タンパク質 ,  構造解析 ,  サイクロトロン周波数
準シソーラス用語： 回転速度 ,  ラーモア周波数 ,  飲み物 ,  立体構造解析

分類 (2件)： 有機化合物のNMR  (BM07044Q) ,  有機物質の物理分析一般  (CC03031B)

引用文献 (6件)：

• 1) 寺尾武彦,日本核磁気共鳴学会機関誌NMR 2013, 4, 99.
• 2) 荒田洋治,NMRの書,丸善出版,2014.
• 3) 根本暢明,日本核磁気共鳴学会機関誌NMR 2016, 7, 19.
• 4) K. Wüthrich,京極好正,小林祐次,タンパク質と核酸のNMR 二次元NMRによる構造解析,東京化学同人,1991.
• 5) H. Kubota-Kawai, R. Mutoh, K. Shinmura, P. Setif, M. M. Nowaczyk, M. Rögner, T. Ikegami, H. Tanaka, G. Kurisu, Nat. Plants 2018, 4, 218.

タイトルに関連する用語 (3件)： 核磁気共鳴 ,  NMR ,  飲み物