文献

J-GLOBAL ID：202102253345071573   整理番号：21A1570518

無線双方向中継ネットワークのための多入力物理層ネットワークコーディング

Multi-input Physical Layer Network Coding In wireless two-way relay networks

著者 (3件)： 次田英明 (岡山大) ,  田野哲 (岡山大) ,  HOU Yafei (岡山大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 120  号： 406(SRW2020 51-83)  ページ： 1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2021年02月24日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,二次元マルチホップネットワーク上で行われる端末と中継局の双方向通信の中継プロセスを大幅に削減し,高速通信を実現することを目的として,多入力物理層ネットワークコーディング(Multi-input PLNC)を提案する.二次元マルチホップネットワーク上の信号送信において発生する順番待ちをプリコーディングによって解消することで,すべての端末が同時に信号を送信できる.また,中継局に集まったすべての信号を,固有値分解によるフィルタリングとXOR-PLNCによって同時に検出する.そして検出された信号をすべての中継局が同時に送り返す.これにより,提案法は二次元マルチホップネットワーク上で行われる双方向通信を2タイムスロットで行うことを可能にし,中継プロセスの大幅な削減を可能にする.計算機シミュレーションにより提案法の特性を評価したところ,送信機アンテナ15本,送信信号の総ストリーム数が6のとき,送信機アンテナ7本,送信信号の総ストリーム数が6のときと比較してBER特性が約33dB程改善された.(著者抄録)

シソーラス用語： 無線伝送 ,  通信中継 ,  通信網 ,  *通信方式 ,  層 ,  *通信路符号化 ,  符号化 ,  特異値分解 ,  数学的変換 ,  信号検出 ,  キャラクタリゼーション ,  誤り率 ,  *MIMO ,  固有値分解 ,  マルチホップネットワーク
準シソーラス用語： 双方向中継 ,  無線マルチホップネットワーク ,  物理層 ,  プリコーディング ,  BER【誤り率】

分類 (2件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  信号理論  (ND02020G)

引用文献 (7件)：

• S. DENNO,K. YAMAMOTO and Y. HOU,′′Precoded Physical Layer Network Coding with Coded Modulationin MIMO-OFDM Bi-Directional Wireless Relay Systems′′,IEICE TRANS. COMMUN., VOL.E104-B,NO.1,JANUARY,2021.
• P. Popovski and H. Yomo,“Physical network coding in two waywireless relay channels”,IEEE ICC,2007.
• V. T. Muralidharan and B. S. Rajan,“Performance analysis of adaptive physical layer network coding for wireless tow-way relaying”, IEEE PIMRC,2012.
• 瀬戸勇輝,白石朋広,安達直世,滝沢泰久,′′無線センサ・アクチュエータネットワークにおけるネットワークコーディング指向ルーティング方式′′,情報処理学会第76回全国大会,2014.
• D. H. N. Nguyen and T. L. Ngoc,′′MMSE precoding for multiuser-MISO downlink transmission with non-homogeneous user SNR conditions′′,EURASIP Journal on Advances in Signal Processing volume2014, Article number: 85.

タイトルに関連する用語 (4件)： 無線 ,  双方向中継 ,  物理層 ,  ネットワークコーディング