抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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移動体が直接無線通信による送信を行える場所を送信可能エリア(Transmittable Area:TA)だけに制限することにより,無秩序な空間的情報拡散を防ぎつつ,所望の地域の移動体に情報伝達する手法として情報フローティングがある.情報フローティングは元々情報配信手法として考えられてきたが,仮想的な情報蓄積を行うこともできる.複数のTAが連携して情報蓄積を行うことにより,一旦消失したデータの再蓄積も行うことができ,この再蓄積能力の評価を行うための理論モデルが提案されている.この理論モデルでは,TAが道路上の点であることを仮定して評価がなされているが,実際には密度に応じてTAの大きさを制御する必要がある.本報告では,再蓄積能力を機能させるために必要なTAの大きさを求める手法を提案し,その有効性を示す.また,情報フローティングの仮想蓄積の応用として,TA制御のために必要な密度の推定を行えることを説明する.(著者抄録)