抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九州大学早良実習場(現早良保全緑地)では,長期間にわたって気象観測を実施し,1950年6月から2020年6月までの観測データが保存されている。これらのデータは演習林が発行する機関誌で公表されてきたが,長期の気象データとして統合されていなかった。また,一部のデータは公表されず,全ての観測期間をとおしてデータの内容や取得状況についても把握できていなかった。そこで,本報告ではこれまで散逸して保存されていた気象データ(気温と降水量)を月単位で整理統合しデータセットを構築した。また,近隣の福岡気象台における気象データと比較し,今回構築したデータセットを検証した。気温と降水量は,観測期間初期(1970年代まで)において,年によって両者の関係が大きく変わり,測定誤差(人為ミスや機器の故障)や測定方法の変更が影響していると考えられた。(著者抄録)