抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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熱可塑性CFRPは製造コストが低いため関心が高まっているが,成形条件が結晶化度や機械的性質に及ぼす影響は明らかにされておらず,ラミネートでは温度履歴や厚さ方向の結晶化度が異なる。本研究では,結晶度に及ぼす冷却速度の影響を明らかにするために,成形条件間の冷却速度に焦点を当てた。異なる冷却速度の試験片を調製し,X線回折計を用いて各試料の結晶度を測定し,冷却速度と結晶化度の関係を評価した。さらに,熱可塑性CFRPラミネートは,プリプレグを積み重ねることによって製造され,ラミネートの厚さが熱履歴と結晶化度に及ぼす影響を,さまざまな冷却速度で成形し,同じ方法でXRDによって結晶化度を測定することによって調査した。実験の結果として,単一プリプレグと積層体の両方に対して,冷却速度が増加するにつれて一定の結晶性領域と結晶性低下領域が存在した。冷却速度が特定の値を超えるとき,結晶度の急速な減少が観察された。さらに,積層体に対して,積層方向に依存する結晶化度の変化を同じ積層体内で確認した。(翻訳著者抄録)