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J-GLOBAL ID:202202246561475976   整理番号:22A1656742

大阪府南部におけるヨツモンカメノコハムシの生活史

Life history of a tortoise beetle, Laccoptera nepalensis, in southern Osaka Prefecture
著者 (3件):
資料名:
巻: 64  ページ: 18-22(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0758B  ISSN: 1883-6291  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近畿地方に最近侵入したヨツモンカメノコハムシLaccoptera nepalensisの季節消長を調べるために,2021年5~12月に月1回大阪府南部で野外調査を行った。調査では,ノアサガオ5カ所とサツマイモ3カ所を対象とし,幼虫,蛹,成虫の個体数を記録した。その結果,ノアサガオでは,本種成虫は5~12月の全ての月で確認され,6月に密度が低下したものの,その後は横ばいもしくは緩やかに増加した。幼虫は6月以降すべての地点で確認され6,9,10月に密度がやや高かった。サツマイモでは,地点によって7~9月に最初の成虫が認められ,いずれの地点でも9月と10月に密度が高かった。幼虫は,8~11月に見られた。本種のこの地域の個体群について,さまざまな温度・日長条件で飼育実験を行った結果,いずれの発育ステージでも温度が高くなるほど発育期間が短く,20°Cにおける産卵から羽化までの期間は約54日,27°Cでは約31日であった。本種の産卵から羽化までの発育零点(t0)は10.8°C,有効積算温度(K)は500日度であった。得られた発育零点と有効積算温度から野外における年間世代数を推定したところ,大阪府南部では約3世代が可能と推定された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
引用文献 (13件):
  • 福吉賢三・小川恭弘・松尾和敏(2003)九病虫研会報 49:133-134.
  • 環境省(2021)URL:https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html(2021年12月アクセス).
  • 河添純子(2020)自然遊学館だより (96):3-4.
  • 木元新作・滝沢春雄(1994)日本産ハムシ類 幼虫・成虫分類図説.東海大学出版会,東京.581pp.
  • 気象庁(2021)URL:http://www.jma.go.jp/jma/index.html(2021年12月アクセス).
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