文献

J-GLOBAL ID：202202247390631923   整理番号：22A1554936

超音波による摩擦を利用した材料表面の微細組織制御

Microstructure control of material surface by ultrasonic friction

著者 (3件)： 小林重昭 (足利大 工) ,  矢口孝祐 (足利大 工) ,  佐々木朋裕 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 足利大学総合研究センター年報  (Annual Review. Collaborative Research Center, Ashikaga University)
号： 22  ページ： 32-36  発行年： 2021年10月 
JST資料番号： L5803A  ISSN： 2435-645X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウム表面に超音波摩擦を加えることにより,微細粒構造と低エネルギー境界の割合が高い微細組織を得ることができた。粗大結晶粒のアルミニウム試験片では,試料表面の両側で微細な再結晶粒が形成された。ホーン側表面の平均粒径は超音波摩擦の印加時間と共に29μmから44μmに増加した。アンビル側表面の平均粒径は16μmから25μmに増加した。再結晶粒の多くは高角ランダム境界で囲まれていた。微細粒アルミニウム試験片に超音波摩擦を施すと,平均粒径約2μmの微細な再結晶組織が得られ,低角粒界の割合が40%以上と高くなることがわかった。このことから,超音波摩擦はアルミニウム表面の粒界微細構造制御に有用なプロセスであると結論付けた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アルミニウム ,  アンビル ,  結晶粒 ,  結晶粒界 ,  再結晶 ,  固体粒子 ,  *超音波 ,  微細構造 ,  粒径 ,  摩擦 ,  *表面加工 ,  金属組織
準シソーラス用語： 粗粒子 ,  低エネルギー ,  微細組織形成 ,  平均粒子径

分類 (2件)： 表面処理一般  (WC08010R) ,  金属の音波物性  (BL02032L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 超音波 ,  摩擦 ,  微細組織