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J-GLOBAL ID:202202262522285012   整理番号:22A0062895

可動式防波堤の台風来襲時における被害軽減効果の検討

EXAMINATION OF DAMAGE MITIGATION EFFECT USING MOVABLE BREAKWATERS BY TYPHOONS
著者 (7件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: I_823-I_828(J-STAGE)  発行年: 2021年 
JST資料番号: U0396A  ISSN: 1883-8944  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本検討では,可動式防波堤の実地形における有用性検証を目的とし,東京湾を対象に経験的台風モデルに基づいた最悪シナリオ想定の台風を用いて,設置位置の違いによる可動式防波堤の水位低減効果および浸水抑制効果の程度について数値的検討を行った.その結果,港内に設置した場合,最大潮位偏差を観測した台風経路においてそれぞれ設置した場合では11.2~42.2%,複数設置した場合では27.4~45.7%の水位低減効果が得られた.また河川に設置した場合では,水位低減効果には複数設置するケースが有効であったが,浸水抑制効果には河口部のみの設置で十分であることがわかった.さらに従来の強化手法である堤防を嵩上げした場合と浸水抑制効果の比較をしたところ,港内および河川に複数設置したケースでは一律に3.0m嵩上げした場合より効果的であり,可動式防波堤の有用性を示した.(著者抄録)
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著者キーワード (5件):
分類 (2件):
分類
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海岸工学  ,  自然災害 
引用文献 (16件):
  • 1) Tian, K., Jonkman, S. N., Van der Toorn, A., Hoogenboom, P. C. J. and Esteban, M. : Tokyo Bay storm surge barrier: A conceptual design of the moveable barrier, Delft University of Technology, 2014.
  • 2) 国土交通省港湾局 : 令和元年台風第15号及び19号による港湾の被害状況,https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001317421.pdf,参照2021-04-30.
  • 3) Esteban, M., Mikami, T., Shibayama, T., Takagi, H., Jonk-man, S. N. and Van Ledden, M. : Climate change adaptation in Tokyo Bay: The case for a storm surge barrier, The 34th International Conference on Coastal Engineering, 2014.
  • 4) 平池智広,仲保京一,勝田幸男 : 港湾・海岸におけるフラップゲート式陸閘技術マニュアル,沿岸技術研究センター論文集 No. 17, 2017
  • 5) 山根隆行,有川太郎,伊藤政人,増山琢也,亀井幸雄,宮坂政司 : 直立浮上式防波堤の開発,海洋開発論文集,第21巻, pp. 115-120, 2005.
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