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J-GLOBAL ID:202202269662925569   整理番号:22A1413550

遷移金属→Z型配位子相互作用に立脚した触媒的カップリング反応の開発

Development of Catalytic Cross-Coupling Reactions Based on Transition Metal→Z-type Ligand Interactions
著者 (1件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 451-458(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ルイス酸(LA)部分を有する多官能性配位子は,その興味深い特性のために,過去10年間にわたって大きな関心を集めてきた。最も注目すべき特徴の一つは,遷移金属(TM)のσ電子受容性(Z型)配位子として機能する能力である。TMの周囲にLA部分が存在すると,TM錯体の反応性に強く影響し,型にはまらない金属-配位子の協同的作用を可能にし,触媒反応における多用途の応用につながる。Z型配位子は,通常,TM→Z型配位子相互作用を介してTMから電子を引き抜くことにより求電子触媒を生成するために使用される。TM→LA相互作用におけるσ結合の協同的活性化は,多くの触媒系で観察されている。さらに,X型とZ型の配位子間の相互変換は,効率的なクロスカップリング反応を促進することを見出した。本稿では,Z型配位子化学に関する最近の結果について述べる。最初に,Pdクロスカップリング反応はアニオン性Pd(0)種が関与する型にはまらないメカニズムを介して動作する,新しいタイプのPd-ボラン協同効果について述べる。この協同効果により,種々の(ヘテロ)アリールクロリドの水素化/重水素化脱ハロゲン化が可能になる。次に,カップリングパートナーとしてのフルオロシランとフルオロゲルマンの初めてのクロスカップリング反応を紹介する。Z型配位子としてのフルオロシランおよびフルオロゲルマンのTMとの配位は,結合活性化のための新しいアプローチである。この場合,TMはルイス塩基として作用し,TM→σ*(E-F)相互作用(E=SiおよびGe)を介してSi-FならびにGe-F結合を効率的に弱める。外部LAの相乗作用により,強力なSi-FおよびGe-F結合の切断が可能になり,Z型シランならびにゲルマン配位子がそれぞれX型シリルおよびゲルミル部分に変換される。これは,フルオロシランとフルオロゲルマンのSi-CおよびGe-Cクロスカップリング反応に使用できる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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触媒反応一般  ,  有機けい素化合物 
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