抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,CO2削減と安全性確保の観点から,急速充電可能な鉄道用非接触給電システムのニーズが高まっている。我々は,これらを実現するために,高温超電導(HTS)コイルを用いた鉄道用非接触給電システムについて検討している。その一方で,車両側のHTSコイルは,移動体であるため,コイル間には位置ずれが発生する。そのため,コイル間の位置ずれが発生した場合には,電力伝送効率や送電電力が急激に低下する問題がある。そのため,コイル間の位置ずれが発生した場合においても,送電電力の低下が少なく,低損失で電力伝送できるコイル構造を明確にする必要がある。そこで,本研究では,広範囲に磁場を発生させる四角形コイルやレーストラックコイルなどの非円形コイル構造に着目し,非円形HTSコイルの交流損失が鉄道用非接触給電システムの電力伝送特性へ与える影響について検討したので,その結果について報告する。(著者抄録)