抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マツ材線虫病によるマツ枯れは,我が国最大級の森林病虫害であり,中国や韓国および地中海沿岸に自生しているマツにも被害が生じています。我々は,松林の再生と健全化を目指して,マツ材線虫病に対する抵抗性品種の開発と抵抗性メカニズムの解明を進めています。これまで抵抗性品種が持つ抵抗性が後代に遺伝することは知られていましたが,実際にゲノム上のどこにその領域があるのかは不明でした。今回,クロマツの抵抗性品種を用いてDNA解析を行うことで,抵抗性に関わる遺伝領域を明らかにすることができました。この成果をもとにさらに研究を進めることで,抵抗性機構の解明やより強い抵抗性品種の開発に繋がります。(著者抄録)