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J-GLOBAL ID:202202287869854501   整理番号:22A2993991

磁場中物性・輸送現象 キタエフ量子スピン液体の熱輸送現象

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巻: 57  号: 11  ページ: 615-631  発行年: 2022年11月15日 
JST資料番号: F0158B  ISSN: 0454-4544  CODEN: KOTBA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・2006年に提唱された,厳密に解くことができる2次元ハニカム格子のスピン1/2キタエフ模型が提唱され,この模型でトポロジカルな性質の量子スピン液体,分数化励起の可能性を提示。
・この模型ではスピンの自由度が分数化した結果,遍歴的マヨナラ粒子と局在マヨナラ粒子が出現し,エッジ流に起因する,熱Hall効果の半整数量子化を予想。
・このキタエフ模型の候補物質が探索され,α-RuCl3や数種のイリジウム酸化物は,ハニカム構造を持つ磁性絶縁体でこの模型の必須要素が現れる可能性が指摘され,これらの系を中心に研究活発。
・α-RuCl3において観測された半整数熱Hall効果はカイラル・エッジ流に起因し,その符号の角度依存性や平行磁場におけるプラナーHall効果の予測はキタエフ模型の予測と完全に一致。
・しかし,比熱,Raman散乱,中性子非弾性散乱での実験結果について,一致した解釈が得られず,残念ながら量子スピン液体の存在は不明確で,また半整数量子化は単結晶でのみ観測。
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分類 (1件):
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熱物性一般 
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