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J-GLOBAL ID：202202292210369007   整理番号：22A2044961

卓上直立空中像を4方向に提示する光学系における迷光低減手法の検討

Suppressing stray light of tabletop display that provides dual-sided mid-air images in four directions

著者 (6件)： 武縄瑞基 (東大 大学院情報理工学系研究科) ,  矢作優知 (東大 大学院学際情報学府) ,  菊池知世 (東大 大学院学際情報学府) ,  福嶋政期 (九大 大学院システム情報科学研究院) ,  苗村健 (東大 大学院情報理工学系研究科) ,  苗村健 (東大 大学院学際情報学府)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 122  号： 74(MVE2022 1-8)  ページ： 13-18 (WEB ONLY)  発行年： 2022年06月09日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 正方形の卓を囲んで4人で作業を行う際,空中像を各ユーザに割り当てることで実物体のみでは実現しえない作業環境を構築できる.しかし,空中像を結像する素子である再帰透過光学素子を卓面として卓を囲む四方向全てに空中像を表示した場合,迷光と呼ばれる不要な光が目立ってしまい,空中像の鑑賞が妨げられるという問題がある.本研究では偏光板と視界制御フィルムを用いることによって迷光を抑制し,卓を囲む4人のユーザが両面空中像を鑑賞できる光学系を提案する.迷光の一つである透過光を効果的に低減する複数の素子について,低減の様子を比較した。さらに,提案光学系の設計の際に考慮する必要があるパラメータとその制約を求めた.(著者抄録)

シソーラス用語： 画像 ,  光学系 ,  迷光 ,  雑音低減 ,  偏光子 ,  再帰反射 ,  反射鏡 ,  光学スリット ,  *三次元ディスプレイ ,  結像 ,  マイクロミラー
準シソーラス用語： ミラーアレイ ,  空中像

分類 (1件)： 表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (17件)：

• 山本, 梶田, 小泉, 苗村:“Enchantable: テーブル面の反射を用いた直立空中像ディスプレイ”, 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, 21, 3, pp. 401-410 (2016).
• H. Kim, H. Yamamoto, N. Koizumi, S. Maekawa and T. Naemura: “Hovertable: Combining dual-sided vertical mid-air images with a horizontal tabletop display”, Information and Media Technologies, 10, 4, pp. 509-520 (2015).
• H. Nii, K. Zhu, H. Yoshikawa, N. L. Htat, R. Aigner and R. Nakatsu: “Fuwa-vision: An auto-stereoscopic floating-image display”, SIGGRAPH Asia 2012 Emerging Technologies, SA ’12, New York, NY, USA, Association for Computing Machinery, p. 1-4 (2012).
• H. Kim, S. Nagao, S. Maekawa and T. Naemura: “[paper] mrsion-case: A glasses-free mixed reality showcase for surrounding multiple viewers”, ITE Transactions on Media Technology and Applications, 2, 3, pp. 200-208 (2014).
• H. Ikeda, T. Naemura, H. Harashima and J. Ishikawa: “i-ball: Interactive information display like a crystal ball”, Conference Abstract and Applications of SIGGRAPH, Vol. 122 (2001).

タイトルに関連する用語 (5件)： 空中像 ,  4方向 ,  光学系 ,  迷光 ,  手法