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J-GLOBAL ID:202302222614119569   整理番号:23A0599385

音楽理論のパラメタに基づく和音の印象評価と人工感情生成のための体系化の検討

著者 (3件):
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巻: 2023  号: MUS-136  ページ: Vol.2023-MUS-136,No.2,1-16 (WEB ONLY)  発行年: 2023年02月20日 
JST資料番号: U0451A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,一緒に音楽を聴いているような,共感的な姿勢を見せる他者として,ユーザとともに音楽を聴くエージェントが和音の様相に応じた表情を表出するシステムにより,音楽自体への没入や音楽感情における共感性の快感および,他者と一緒に音楽を聴いている感覚を高めることを検討してきた.音楽理論に基づく感情的反応を持つエージェントを実装し効果を確認したが,本稿ではこのエージェントの音楽感情の根拠は音楽理論であったため,刺激反応測定に基づく心理的根拠の高い音楽感情をエージェントに実装することを狙う.因子分析や回帰分析を用いて五度圏の移動角度に基づく和音の印象評価を行うと共に,音楽理論において説明されている和音における印象評価を(1)五度圏の移動角度に基づく評価と(2)トニック,サブドミナント,ドミナントに分類される和音機能の観点からそれぞれ行った.その結果,(1)五度圏の移動角度が不安定さや明暗の知覚に影響を与えることが示唆された.また,因子分析で得られた違和感因子や悲壮感因子,落ち着き因子,終結感因子なども五度圏の移動角度や明暗による影響を示した.さらに,(2)和音の同一機能同士でも不安定度に関する項目や明暗に差がみられた他,暗さは落ち着きと感じられた.これらの感じ方は音楽経験による差があることが示唆された.(著者抄録)
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分類 (1件):
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人間機械系 
引用文献 (27件):
  • 山崎晃男,Teruo, Y. :音楽と感情についての心理学的研究,大阪樟蔭女子大学 人間科学研究紀要,Vol. 8, pp. 221-232(オンライン),入手先 https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001337995924352 (2009).
  • 榊原彩子: 音楽において期待からの逸脱が情緒的反応に及ぼす影響,教育心理学研究,Vol. 41, No. 3, pp. 254-263(1993).
  • 大串健吾,難波精一郎: 音楽知覚認知ハンドブック: 音楽の不思議の解明に挑む科学,北大路書房 (2020).
  • 寺前典子: 音楽のコミュニケーションにおける内的時間とリズムをめぐる考察シュッツ音楽論およびフッサール現象学からのアプローチ,現代社会学理論研究,Vol. 3, pp. 59-71 (2009).
  • 清水響: コード理論大全,リットーミュージック (2018).
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