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J-GLOBAL ID：202302258268773702   整理番号：23A1115249

エッジコンピューティングにおける拠点間の通信遅延を考慮したリクエスト分散制御の評価

Evaluation of a load balancing method considering inter-site latency

著者 (4件)： 村上恭哉 (奈良先端科学技術大学院大) ,  高橋慧智 (東北大) ,  市川昊平 (奈良先端科学技術大学院大) ,  飯田元 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 122  号： 433(SITE2022 54-68)  ページ： 85-92 (WEB ONLY)  発行年： 2023年03月08日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,エッジコンピューティング環境においてもコンテナ技術が活用され,耐障害性の向上や負荷分散を目的にKubernetesの導入が進んでいる.しかし,Kubernetesの負荷分散機能は拠点間の遅延を考慮しないため,地理的に分散した環境では効果的ではない.そこで,本研究では,拠点間の通信遅延とサービスの負荷に基づき,負荷分散の割合を制御する仕組みをサービスメッシュ機能を用いて構築した.広域分散する拠点を模擬した環境において,提案した動的な分散制御手法と従来の静的な分散制御手法と比較した結果,拠点間の遅延が大きい環境において,静的な分散手法と比べ,提案手法は累計リクエスト処理数に5%以上の向上が見られた.(著者抄録)

シソーラス用語： *負荷分散 ,  *計算機網 ,  分散【dispersion】 ,  *分散制御 ,  *コンテナリゼーション ,  技術 ,  ソフトウェア ,  情報公開 ,  遅れ ,  *エッジコンピューティング ,  *流通システム
準シソーラス用語： *Kubernetes ,  オーケストレーション ,  コンテナオーケストレーション ,  *コンテナ化 ,  広域分散 ,  通信遅延

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (18件)：

• W.Z. Khan, E. Ahmed, S. Hakak, I. Yaqoob, and A. Ahmed, “Edge computing: A survey,” Future Generation Computer Systems, vol.97, pp.219-235, Aug. 2019.
• V.G. daSilva, M. Kirikova, and G. Alksnis, “Containers for virtualization: An overview,” Applied Computer Systems, vol.23, no.1, pp.21-27, May 2018.
• S. Sultan, I. Ahmad, and T. Dimitriou, “Container security: Issues, challenges, and the road ahead,” IEEE Access, vol.7, pp.52976-52996, April 2019.
• Z. Li, M. Kihl, Q. Lu, and J.A. Andersson, “Performance overhead comparison between hypervisor and container based virtualization,”2017 IEEE 31st International Conference on Advanced Information Networking and Applications (AINA), pp.955-962, March 2017.
• B.I. Ismail, E. Mostajeran Goortani, M.B. Ab Karim, W. Ming Tat, S. Setapa, J.Y. Luke, and O. Hong Hoe, “Evaluation of docker as edge computing platform,” 2015 IEEE Conference on Open Systems(ICOS), pp.130-135, Aug. 2015.

タイトルに関連する用語 (6件)： エッジコンピューティング ,  拠点 ,  通信遅延 ,  リクエスト ,  分散制御 ,  評価