文献

J-GLOBAL ID：202302259053671941   整理番号：23A0649451

高強度鉄筋を用いて履歴特性と残留変形を制御するRC梁に関する実験的研究

Experimental Study on RC Beams with Hysteresis and Residual Deformation Controlled by Using High-Strength Rebars

著者 (2件)： 川添敦也 (鹿児島工高専) ,  塩屋晋一 (鹿児島大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本建築学会研究報告 九州支部(CD-ROM)  (日本建築学会九州支部研究報告(CD-ROM))
号： 62  ページ： ROMBUNNO.240  発行年： 2023年03月01日 
JST資料番号： L0035B  ISSN： 2435-3817  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・RC造中低層建築の残留変形を抑制し,想定外の変形に対しては上端筋を降伏させて部材せん断力の上昇を抑えるRC梁を検討。
・上端筋を高強度鉄筋,下端筋を従来型の半分の普通鉄筋として降伏せん断力と残留変形を抑え,弾性を保つ高強度鉄筋により二次剛性を発揮する構造。
・上端筋を高強度鉄筋又は普通鉄筋としたRC梁試験体を作製し,部材角がピークに達した後の自由振動を想定した準静的載荷試験を実施。
・せん断力-部材角関係や残留変形,ひび割れ状況を把握。
・上端筋に高強度鉄筋を使用した試験体では,部材角が約0.02radで降伏し,無視できる残留変形を確認。
・しかし,せん断力が従来型を約21%上回ったため,より低い降伏点の上端筋の使用可能性を示唆。

シソーラス用語： *矩形梁 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  剪断変形 ,  *塑性変形 ,  靱性 ,  高強度鉄筋 ,  剪断力 ,  中層建築 ,  低層建築 ,  終局荷重 ,  部材角 ,  荷重-変形関係 ,  *残留変形 ,  層せん断力 ,  *鉄筋コンクリート梁 ,  機械的性質
準シソーラス用語： *RC梁

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (4件)：

• 岡崎駿也,塩屋晋一,武矢直子:残留変形抑制機構を部材内部に内蔵するRC梁の実験的研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.34,No.2,pp.211-216,2012.7
• 松元健人,川添敦也,塩屋晋一:上端筋の一部に高強度鉄筋を使用した鉄筋コンクリート梁に関する研究(その1)実験結果と考察,日本建築学会九州支部研究報告,第58号,pp.505-508,2019.3
• 平石久廣,西尾浩平,山田宗徳,斉藤亮平,高木仁之,越路正人:降伏機構分離型鉄筋コンクリート造の開発(梁の耐震実験),日本建築学会 構造系論文集,No.580,pp.99-104,2004.6
• 外薗 侑樹,川添 敦也,塩屋 晋一:上端筋の一部に高強度鉄筋を使用した鉄筋コンクリート梁に関する研究その3 補修後の構造性能,日本建築学会九州支部研究報告,第59号,pp.553-556,2020.3

タイトルに関連する用語 (5件)： 高強度鉄筋 ,  履歴特性 ,  残留変形 ,  RC梁 ,  実験的研究