抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,2050年のカーボンニュートラルの実現を目指して,100kW級の大容量非接触給電システムが求められている。そこで本研究では,高温超電導(HTS)コイルを用いた大容量非接触給電システムの実現可能性について検討している。非接触給電システムの送受電回路は,送受信コイルとコンデンサを用いた共振回路によって構成される。これまでに,コイルとキャパシタの接続位置が異なる共振回路方式(SS方式,SP方式,PS方式,PP方式)が報告されており,共振回路方式や共振条件の違いによって,送受信コイルの通電電流が変化することが知られている。一方,HTSコイルの交流損失は通電電流に依存するため,高効率な大容量非接触給電システムの実現には,超電導非接触給電システムに適した共振回路方式や共振条件を明確にする必要がある。そこで本研究では,共振回路方式や共振条件の違いが超電導非接触給電システムの電力伝送特性に与える影響について検討したので,その結果について報告する。(著者抄録)