抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日常生活における発話量の計測は,組織におけるコミュニケーションの生成や精神疾患の判別などにおいて重要である.しかし発話量の計測にはプライバシーの点などに問題がある.我々は,発話時の全身状態を観察した結果,発話時に腹部に力が入ることに着目した.そこで,装着に不快感が少ない,気圧センサを用いたインフレータブル腹部動作計測デバイスを作成し,腹部動作計測による発話量計測を試みた.被験者10名を対象に計測を行い,機械学習を用いて1秒ごとの発話識別モデルを作成したところ,その精度は78.6%であり,この手法による発話時間の計測が可能であることが明らかになった.しなしながら,このモデルを用いて,実際のミーティングにおける発話時間を推定したところ,実際の発話時間よりも大幅に上回った.本研究で作成した発話識別モデルは,装着者の姿勢が精度に大きく影響することが分かったため,今後は加速度データなどを用いた姿勢推定も行う必要がある.(著者抄録)