文献

J-GLOBAL ID：202302284769387760   整理番号：23A2103525

引張変形中のIn-situ XRD測定を用いたAl-Si積層造形体の強度特性解析

Analysis of mechanical properties in Al-Si additive manufactured alloy by in-situ XRD measurement during tensile test

著者 (5件)： 足立大樹 (兵庫県大) ,  LIU Mulin (名古屋大 大学院) ,  小橋眞 (名古屋大) ,  岩井駿介 (兵庫県大 院) ,  高田尚記 (名古屋大)
資料名： X線材料強度に関するシンポジウム講演論文集  (Proceedings of the Symposium on X-Ray Studies on Mechanical Behaviour of Materials)
巻： 57th  ページ： 58-60  発行年： 2023年 
JST資料番号： F0605B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・アルミニウム合金は加工硬化能が低いため,高強度・高延性を両立させるのは困難であるが,レーザ粉末床溶融結合(L-PBF)法で作製したAl-12%Si合金は高強度と高加工硬化能を両立することが報告。
・本研究では,L-PBF法により作製したAl-12%Si積層造形体の引張変形中のIn-situ XRD測定を行い,初晶α-Alと共晶Si相の弾塑性変形挙動を調査。
・積層造形まま材は高い加工硬化能を有していたが,これは,Si相が大きく弾性/塑性変形することによる負担応力の増加に起因することが判明。
・積層造形まま材の降伏強度は,初晶の強度に依存し,加工硬化能はSi相のサイズ・形態に依存。

シソーラス用語： 付加製造 ,  *アルミニウム合金 ,  ケイ素含有合金 ,  *変形組織 ,  引張変形 ,  変形 ,  その場観察 ,  X線回折 ,  結晶 ,  共晶 ,  降伏強さ ,  加工硬化 ,  延性 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性
準シソーラス用語： *レーザ積層造形 ,  レーザ粉体床溶融結合 ,  弾塑性変形 ,  引張り変形挙動 ,  放射光X線回折 ,  初晶 ,  降伏強度

分類 (3件)： 圧粉,焼結  (WC02030X) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (4件)：

• 平田雅裕,岩田晃一,岡井大祐,足立大樹, ”Al-Zn-Mg 合金における引張変形中の転位密度変化に及ぼす析出粒子サイズの影響”, 軽金属, Vol.71,pp.341-348(2021)
• 高田尚記,劉牧霖,鈴木飛鳥,小橋眞,加藤正樹,足立大樹, ”レーザー粉末床溶融結合法によるAl-12%Si合金積層造形体の固溶Si濃度の熱処理に伴う変化” 軽金属, Vol.72,pp.178-184(2022).
• N. Takata, M. Liu, H. Kodaira, A. Suzuki and M. Kobashi, ”Anomalous strengthening by supersaturated solid solutions of selectively laser melted Al-Si-based alloys”, Additive Manufacturing, Vol.33, 101152(2020).
• H. Adachi, H. Mizowaki, M. Hirata, D. Okai and H. Nakanishi, ”Measurement of Dislocation Density Change during Tensile Deformation in Coarse-Grained Aluminum by In-Situ XRD Technique with Tester Oscillation”, Materials Transactions, Vol.62, pp.62-68 (2021).

タイトルに関連する用語 (7件)： 引張変形 ,  XRD ,  Al ,  Si ,  積層造形 ,  強度特性 ,  解析