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J-GLOBAL ID：202302285623835479   整理番号：23A2814398

有機色素内包単層カーボンナノチューブの合成を志向した内包配向基の創製

Composite formation of ferrocenoyl-substituted phenyleneethynylenes with single-wall carbon nanotubes (SWCNTs)

著者 (4件)： 折田明浩 (岡山理大 工) ,  高口豊 (富山大) ,  田嶋智之 (岡山大) ,  奥田靖浩 (岡山理大 工)
資料名： Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology  (Annual Report of the Okayama Foundation for Science and Technology)
号： 32  ページ： 58-60  発行年： 2023年10月10日 
JST資料番号： F2025A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 可視光領域に吸収帯をもつパイ共役アセチレンやオレフィン誘導体にフェロセンを置換して,単層カーボンナノチューブとの複合化を検討した。Wittig-Horner反応から得られたジブロモスチルベンをフェロセノイルチオフェンとカップリングして目的の色素を合成した。単層カーボンナノチューブとの複合化を試みたところ,この複合化によって色素の可視光吸収帯は長波長側へシフトすることが観測された。このことから色素とカーボンナノチューブ間でのパイ-パイ相互作用が起こっていると考えられる。予備的な実験ではあるが,得られたフェニレンエチニレン-カーボンナノチューブ複合体を用いて光照射を行ったところ,電荷分離の進行が観測され,光電変換素子として駆動する可能性が示された。今後はデバイス作成等へ展開する予定である。(著者抄録)

シソーラス用語： 化学合成 ,  *単層カーボンナノチューブ ,  *色素 ,  *フェロセン誘導体 ,  硫黄複素環化合物 ,  ケトン ,  Wittig反応【カップリング】 ,  可視吸収スペクトル ,  赤方偏移 ,  分子間相互作用 ,  *オレフィン化合物 ,  *アセチレン化合物 ,  複合体 ,  Wittig-Horner反応 ,  有機色素 ,  スタッキング相互作用 ,  チオフェン類
準シソーラス用語： π-π相互作用【分子】 ,  チオフェン誘導体

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  有機鉄化合物  (CF09056D)

物質索引 (5件)： (E)-3,3′-ジブロモスチルベン ,  2-[[10-[[4-(ジフェニルアミノ)フェニル]エチニル]-9-アントラセニル]エチニル]-5-ブロモベンゾニトリル ,  3-ブロモベンジルブロミド ,  4-ヨード安息香酸 ,  ジエチル(3-ブロモフェニル)メチルホスホナート

引用文献 (1件)：

• Y. Sasada, T. Tajima, T. Wada, T. Uchida, M. Nishi, T. Ohkubo, and Y. Takaguchi, New J. Chem., 2013, 37, 4214.

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機色素 ,  内包 ,  単層カーボンナノチューブ ,  配向基 ,  創製