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J-GLOBAL ID：202302290668260937   整理番号：23A1539402

eBPFを用いた分散トレーシングツールにおけるトレーサの設計

著者 (3件)： 田井佑樹 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  三宅貴義 (岡山大 大学院環境生命自然科学研究科) ,  乃村能成 (岡山大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2023  号： DPS-195  ページ： Vol.2023-DPS-195,No.15,1-7 (WEB ONLY)  発行年： 2023年05月11日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： システム開発においてマイクロサービスの普及と重要性が高まっている.マイクロサービスは,運用や保守を容易にできるが,処理の流れが複雑化する.このため,システムの開発や運用に際して分散トレーシングツールを用いる.既存のツールでは,各サービスごとにソースコードを変更し,トレーサを配置する必要があるが,これを行うのは手間である.そこで本研究では,Linuxカーネルに組み込みの機能であるeBPFを用いたトレーサを設計し,プロトタイプを評価した.結果として,既存の分散トレーシングツールと同様の情報が取得可能であることがわかった.また,既存の分散トレーシングツールと比較して応答時間の分散が小さいことがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *Linux ,  *ソフトウェア開発 ,  トレース【計算機】 ,  分散処理 ,  システムアーキテクチャ ,  計算機コード ,  マイクロサービスアーキテクチャ

分類 (2件)： オペレーティングシステム  (JD03020J) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (11件)：

• Zipkin: Open Zipkin A distributed tracing system, Zipkin (online), available from <https://zipkin.io/> (accessed 2022/8/2).
• Jaeger: Jaeger: open source, end-to-end distributed tracing, Jaeger (online), available from<https://www.jaegertracing.io/> (accessed 2022/9/7).
• Alastair Robertson: iovisor/bpftrace: High-level tracing language for Linux eBPF, GitHub (online), available from <https://github.com/iovisor/bpftrace> (accessed 2023-03-06).
• Ingo Molnár: iovisor/bcc: BCC - Tools for BPF-based Linux IO analysis, networking, monitoring and more ..., GitHub (online), available from<https://github.com/iovisor/bcc> (accessed 2023-03-06).
• Docker Inc.: Docker, Docker Inc. (online), available from<https://www.docker.com/> (accessed 2023-03-06).

タイトルに関連する用語 (4件)： トレーシング ,  ツール ,  トレーサ ,  設計