抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の計算機は演算性能が向上しているが,Byte/Flops値で表されるメモリ帯域と演算性能の比率は悪化し続けており,増大する消費電力も性能向上の阻害要因となっている。また,マルチノード環境では演算に比べて非常に長いノード間通信がボトルネックになり,スケーリングが問題となっている。Cerebras CS-2システムは,世界最大のチップWafer Scale Engine-2(WSE-2)を搭載する深層学習向けおよび高性能計算のためのアクセラレータである。WSE-2は2次元メッシュトポロジで接続された,745,500個の計算コアの分散メモリシステムと考えられる。本稿では,CS-2の大規模科学技術計算への適用可能性を理解するために,単精度浮動小数点GEMM(SGEMM)の性能評価と性能モデルの作成を試みた。性能評価として,最大性能,強スケーリング,弱スケーリングの3つの項目の測定と,処理時間の内訳を述べる。最大性能は行列サイズM=35Kの際に0.34PFlops/s,弱スケーリングの並列化効率は1.00となった。(著者抄録)