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J-GLOBAL ID：202402216854428670   整理番号：24A0240048

標準試料を用いたLA-ICP-MS/MSによる初期胚の多元素空間分布分析法の改良

Multi-elemenal spatial distribution analysis for early embryos using LA-ICP-MS/MS with a homemade standard.

著者 (3件)： 田中正太郎 (学習院大) ,  大久保奈弥 (東京経済大) ,  大野剛 (学習院大)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 70th  ページ： p.195-(J-STAGE)  発行年： 2023年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メタロミクスの分野において,生物の初期胚における金属元素分布を調べることは,金属元素の発生段階における働きを知る上で重要であり,様々な空間分布分析方法が目的に応じて用いられている。特に,レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法(LA-ICP-MS/MS)はppbレベルの多元素同時分析が可能であるため,注目を集めている。しかし,標準が存在しないため,様々な問題が存在する。そこで,本研究では,標準試料を作成することで,カエルとサンゴの初期胚を対象としたLA-ICP-MS/MSによる分析法の改良を試みた。作成した標準試料を用い,サンゴ胚に対して,定量化を行った。その結果,ppbレベルでの定量結果が得られた。また,長時間の分布分析について,標準試料を用い感度変化の補正を行ったところ,5時間の測定中に2~3割程度の感度低下が起こっていた,CuやFeに関しても補正結果を得られた。以上の結果より,LA-ICP-MS/MSを用いた分析における自作標準試料の有用性が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： 生物学 ,  金属タンパク質 ,  金属元素 ,  金属酵素 ,  生体試料 ,  *胚 ,  *多元素分析 ,  空間分布 ,  ICP-MS分析 ,  レーザアブレーション ,  同時分析 ,  標準片 ,  *カエル ,  花虫類 ,  感度解析 ,  LA-ICP-MS分析 ,  *メタロミクス ,  *初期胚 ,  腔腸動物 ,  無脊椎動物

分類 (1件)： 質量分析計  (BD02060M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 標準試料 ,  LA-ICP-MS ,  初期胚 ,  元素 ,  空間分布 ,  分析法