抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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奄美大島住用川下流域の河川敷における植生の構造と種組成を明らかにすることを目的とし,砂礫堆の微地形測量と植生調査を行った。2016年と2022年の植生データと比較し6年間の植生と微地形の変化および掘削工の影響について明らかにした。砂礫堆上の植物群落の種組成は,攪乱後の時間経過に関係した変化と,乾湿と関係する変化とがあることがわかった。掘削工が入らなかったラインでは2016年にタデ科,イネ科植物等の優占群落がみられたが,2022年にはその分布範囲が狭まり,大きく成長したハチジョウススキやイタドリからなる群落が広く発達した。一方,掘削工が行われた地域のラインでは,2016年に成立していた群落のほとんどは掘削工と関連して消失し,2022年には一年生草本からなる群落となった。(著者抄録)