抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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接着接合は自動車に広く用いられる一方,耐疲労性や信頼性が問題点として挙げられている.そこで本研究では,接着接合継手の被着材にレーザパターニング処理を施し,疲労強度の向上を図った.さらに,継手の疲労強度に影響を与える様々な因子について検討を行った.また,継手の破壊形態と疲労強度の関係性,および疲労破壊メカニズムを明らかにするため,各試験片を詳細に観察した.結果として,研磨継手と比較してレーザパターニング処理を施した全ての試験片の疲労強度は向上していることが認められた.これは,接着剤と被着材の界面強度が向上し,破壊形態が界面破壊から凝集破壊もしくは薄層凝集破壊へと遷移したことが要因として挙げられる.また,比較的深い溝を設けたアンカー継手およびアンカークリーニング継手が最も高い疲労強度を示した.(著者抄録)